“まむし”の話

2017年9月4日 月曜日

昔、東京から大阪に赴任した折、関西の友人から「歓迎会をしよう。まむしでも食べに行くか。」と誘われ何も知らない関東人の自分は「関西人は蛇のマムシを食べるのか!」と驚いたものです。
恥ずかしながら、それまで関西人が鰻のことを“まむし”と言うことを知らなかった私はお店に行ってほっとしたものです。
その際、鰻のさばき方も関東では背開きが一般的で関西は腹から開くという調理方法が異なることも知りました。
関西人が鰻のことを“まむし”と言う理由を知人に「蛇に似ているからだよ。」と言われてすっかり今日まで信じていましたが、最近テレビ番組でそのいわれは「ご飯のん中に入れて蒸すことから」であるとか「焼いた鰻の上にご飯をまぶしたことから転じた」という説を聞き「なるほど!」と思ったのであります。
そう言えば、名古屋名物のひつまぶしの名前もご飯と鰻を「まぶす」ことに由来するとの説が有力であると聞いたことがありますが、同じ料理でも土地によって呼び方が違う理由を知ることはその土地の文化や歴史を知ることにもつながり楽しいものです。
今年の土用の丑の日は過ぎましたが、鰻にまつわるお話でした。

金太郎の弟子

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